乳酸菌プロバイオティクス 影響

乳酸菌プロバイオティクスが母乳に与える影響を調べたところ、乳酸菌を投与された母親の初乳中では TGF- β2 が非投与群より増加していました。
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同様の傾向はアレルギー抑制性サイトカインにもみられました。
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乳酸菌投 与群では非投与分に比較して、アレルギーを持つ母親の初乳中の TGF-β2 が 1.56 倍に増加(p=0.094)してい ました。
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赤ちゃんの抗原過敏性発現リスクに対するプロバイオティクスの効果も、母親のアレルギー状況に依存してい ることがわかりました。
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母親自身が皮膚プリック試験陽性の場合には、乳酸菌投与群で26%、非投与群で50% の乳児が1才時に抗原過敏性を示しました(オッズ比 0.34、p=0.023)。
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1才時点でアトピー性皮膚炎の診断を受 けた乳児の比率は、プロバイオティクス投与群で 9.7%、非投与群で 17.6%でした(p=0.131)。
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