母乳を与えた期間が長いか短いか

母乳を与えた期間が長いか短いかが、赤ちゃんの抗原過敏性に与える影響は、母親自身のアレルギーの状 況によって異なることがわかりました。
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アレルギーを持つ母親が6ヶ月以上母乳を与えると、乳児の抗原過敏性 が強調されることがわかりました(オッズ比 4.83、危険率 p=0.005)。母親が皮膚プリック試験陽性の場合にも同 様の傾向がみられました(オッズ比 3.84、p=0.041)。また完全母乳であった期間の長さも 2.5 ヶ月以上か未満か で、同様に母親自身のアレルギーの状況を反映することがわかり、母親自身のアレルギーの状況と完全母乳期 間の長さは正の相互関係を持つことがわかりました(相互作用検定 危険率 p=0.025)。
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アレルギーの母親が 2.5 ヶ月以上完全母乳を行った場合に、乳児に抗原過敏性が出現する危険性が高まることがわかりました(オッ ズ比 3.43、p=0.094)。