栄養指導と乳酸菌サプリメント

合計で171組の母子が今回の、栄養指導と乳酸菌サプリメントを併用した二重盲験プラセボ試験に参加しまし た。
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1才時までの観察を皮膚プリック試験を含めて全過程を完了したのは140組でした。
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プロバイオティクス投与 群には乳酸桿菌(LGG)とビフィズス菌(LBb12)が一日あたり各100億個与えられました。
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1才時点で行った皮膚プリック試験での過敏性試験では、全体の30%の乳児が何らかの抗原に陽性反応を 呈しました。
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最も陽性率が高かったのは卵白抗原で26%、次に多かったのは牛乳抗原で7%でした。
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このプリッ ク試験の結果は健康な母親の赤ちゃんでは21%、母親自身アレルギーはあるがプリック試験は陰性の場合に は23%の赤ちゃんで陽性でしたが、母親自身がアレルギーでかつプリック試験も陽性の場合は37%の赤ちゃ んが陽性でした(オッズ比 2.24、危険率 p=0.119)。
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母親がプリック試験陽性かどうかは、その子どもがプリック試 験陽性かどうかと正の相関関係(オッズ比 1.97、危険率 p=0.082)がみられました。