プロバイオティクスに関する副作用

理論上のプロバイオティクスに関する副作用の心配は、腸管内で粘膜組織と強固に結合する菌が選ばれてい ると言うことで、この点で全身に播種して悪い作用を及ぼすことが懸念されます。
.
胸腺を除去したマウスの新生 児期に乳酸桿菌やビフィズス菌を投与すると、成熟マウスでは起こらない菌血症が起こり死亡することが実験で 確認されています。
.
この実験結果は免疫不全のある新生児ではプロバイオティクス使用は危険性が高いことを 示唆しています。
.
これらの理論上の危惧は、近年のプロバイオティクスによる菌血症例の報告で脚光を浴びるようになりました。 .
3ヶ月から74才までの乳酸桿菌使用7名(うち LGG が6名)および25才から79才までの Baccillus subtilis 菌(納豆菌の1種)80億個使用5名で菌血症、肝臓膿瘍、細菌性心膜炎の報告が提出されて います。乳酸桿菌使用での発病者は全員が基礎疾患を持っていましたが、 Baccillus subtilis 菌80億個使用の 発病者には基礎疾患のない症例も含まれていました。
.
乳児例の全員が未熟児で腸管奇形を合併していました。 また、表2に示したのは saccharomyses boulardii (フルーツ酵母 ブラウディ)による24例の播種感染例ですが、 ほとんどの症例が免疫低下の日和見感染でした。
.
以上の総括として、免疫不全等での日和見感染と、未熟児で はプロバイオティクスは慎重に使用するべきだと考えられます。
.
乳酸菌なら何でも同じというわけではないことです。私の15年間の乳酸菌を 使ったアレルギー治療の実績からも、生きたビフィズス菌+乳酸桿菌の組み合わせで安心して頂けるのがベストトリムとなります。
沢山の乳酸菌サプリ等が御座いますが、
商品はきっちりご判断頂き使用する事をお勧めするいたします。
クリニックの臨床試用から認められています。
.