二重盲験プラセボ対照試験


二重盲験プラセボ対照試験で、周産期の母親と新生児に6ヶ月間乳酸桿菌(LGG)ヲ投与してアトピー性皮膚 炎の予防効果を調べた。
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1997 年 2 月から 1998 年 1 月までの期間、フィンランドの Turuk 市(人口17万人)で、 同胞内に最低1名以上、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息のいずれかの家族歴があ る出産前の妊 婦が調査対象となった。
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159名の母親が二重盲験法で、出産予定日の2~4週間前から乳酸桿菌(LGG)100億 個入りのカプセルを飲む群と プラセボ入りのカプセルを飲む群に分けられた。
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授乳中の母親もカプセルを飲み 続け、乳児にはカプセルの中身を水に溶かしてスプーンで与えた。カプセル投与 は生後6ヶ月まで続けられ、 データの収集と解析が 2000 年3月まで続けられた。
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被験者の赤ちゃんたちは3ヶ月、6ヶ月、1才、1歳半、2才 で小児科を受 診して、2才時のアトピー性皮膚炎発病率が調査された。