腸内フローラはヒトの健康と病気に密接に関わっており、腸疾患、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化症などのさまざまな疾病の発症に関係すると考えられている。
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今回は以下の結果を考察していく。
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妊娠中のお母さんと、離乳期の赤ちゃんにビフィズス菌+乳酸桿菌のサプリメントを投与
することで、
(1)母体の妊娠糖尿病を約3分の1に(p=0.003)低減させ、
巨大児の出産率を有意に (p=0.035,p=0.028)低減させることができます。
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(2)赤ちゃんに対してアトピー性皮膚炎の発病率を
2分の1以下に(p=0.029)低減させることができます。
(いずれもプラセボ対照二重盲験試験結果) . 《文献1》 Kalliomaki M, Salminen S,
Arvilommi H, Kero P, Koskinen P, Isolauri E.: ”Probiotics in primary prevention of atopic disease: a randomised placebo-controlled trial.” Lancet. 2001 Apr 7;357(9262):1076-9. .