ブロードマン46野の活動低下

「機能的MRI(fMRI)による語流暢性賦活課題を用いた検討をうつ病患者と健常者で比較した結果、うつ病患者では左前頭前野のブロードマン46野の活動低下が認められた。」
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 ワーキングメモリの機能の中枢である前頭前野46野が低活性化ならば、うつ病の人は、仕事ができない、人と会えない、などの症状があらわれるのを、説明できる。
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こういう機能をはたす脳部位がすばやく回転しないのがうつ病である。参考記事で考察した。
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 さらに、山脇成人教授の興味ある研究がある。快の時に、活性化するのが、46野である。不快の時に活性化するのが前部帯状回である。