うつ病では、前頭葉機能の低下と前部帯状回血流の増加が特徴

うつ病では、前頭葉機能の低下と前部帯状回血流の増加が特徴
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うつ病の患者では、前頭前野の機能が低下していることは、研究者の一致する見解である。
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私の意見としては、うつ病では前部帯状回の活動性が亢進している。この現象は、神経症の病態と大差がない。
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そのために、うつ病でも、強迫性障害でも、同じようにSSRIが効果を示すのだと思われる。
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うつ病の患者では前頭前野の広い領域の活動低下が推測されるが、広島大学の山脇成人教授によれば、前頭前野の背外側(46野)も機能低下があるようである。