気分変調症の疫学

気分変調症の疫学
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気分変調症の生涯有病率は約6%で、時点有病率は約3%と言われます。
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人口の約6%は、16~17人に1人の割合でこの病気にかかっていることになります。また女性では、男性の2~3倍多いとされていますが、小児では性差がないと言われます。
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さらに、気分変調性障害患者の家族の84%に大うつ病などの気分障害があるとも言われています。
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抑うつ症状の治療はSSRIだけでは不十分
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ここが一番大切な部分ですが、抑うつ=セロトニン不足と実に短絡的な誤解が世の中に蔓延しています。
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抑うつの原因は多彩で、治療方法も一人一人違ってきます。
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この点をよく理解しないと「うつ病」の治療は進みません。