【2、ストレスによるうつ病】

【2、ストレスによるうつ病】
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このタイプの方は都会部で精神科・心療内科の外来を訪れるうつ病患者さんの中では一番多いパターンのようです。
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長時間労働や休憩時間のない頭脳労働、さらには自宅に持ち帰ってまで仕事に追われたり、自営業で常に仕事が頭から離れない方…発病の背景は様々ですが、このような長期間の重課ストレスに曝されるのが発病の原因です。
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ストレス状態では、体内でストレスホルモンの副腎皮質ステロイドが大量に生産されて、そのホルモンの影響で大脳皮質で神経細胞の連絡接点である『シナプス』が減少して、さらには神経細胞の働きも遅くなり、『頭が回らない』『脳が働かない』という自覚症状が出現します。
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また、記憶中枢である海馬の働きも悪くなり、物忘れや単純な間違いが増えてきます。