ノーベル生理・医学賞受賞者、エリー・メチニ コフは、著書“Etudes optimists sur
vieillesse, longevite, et morts naturelle”(1907)の中で天寿を 全うして迎える死、つまり自然死がいかに達成 できるかについて思考し、その過程で生物の寿命 には長短があり、消化管にその謎の答があるとの 思いに至りました。
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彼は人間が生まれた時は不 健 康 ( つ ま り 不 調 和 ) な 状 態 で あ り 、そ の 不 健 康
状態を取り除くことによって初めて健康になれ ると考えました。つまり、健康から病気になるの で は な く 、病 気 ( 状 態 ) か ら 健 康 に な る と い う も ので、病気状態から健康を導く妙薬が乳酸菌で あるとしました。
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加えて彼は、病気状態から脱出 させ得るものは宗教でも哲学でもなく、究極の
自然死の達成を助けることができるのは科学で あると主張しました。