腸内フローラ

腸内フローラ
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人間の腸には数百種類・100~1000兆個の細菌がすんでいると言われております。
腸内細菌の群れを腸内フローラ呼びまして、消化器内科学を専門とし、
順天堂大学・佐藤信紘名誉教授は
次のように話されております。
「大ざっぱに言うと、人間は食物からエネルギーをとるわけです。胃で食物をためて一部を消化し、小腸で消化・吸収し、大腸でカスを排出するという仕組みです。
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以前から大腸の働きは排出するだけではないと考えられていましたが、その実体はつかめていませんでした。それが、2000年以降に次世代シーケンサーという高速で遺伝子解析ができる装置が登場したことで、腸内フローラに関する論文が世界中で次々と発表されるなど、多くのことがわかってきました。
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たとえば、大腸にすむ腸内細菌が侵入してきた有害物質を排除したり、残りカスからビタミンやエネルギーを産生したりと、体にとても有益なことをしてくれていることがわかってきたのです」
腸内環境にはまだまだ多くの可能性があると考えます。少しでも多くの方にご理解頂き活用頂きたく思います。