(総論)ベストセラーにもなった『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』 2018/4/13 津川 友介 (著)によりますと、
長年の研究によって健康に良いと信頼できる食品は、
①雑穀類、②魚類・海産物、③野菜と果物、④ナッツ類、⑤オリーブオイル、の5つとのことです。 逆に、健康に悪いと考えられているのは、
①白い炭水化物
②牛肉や豚肉などの赤い肉(ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い)
③牛や豚の油、バターなどの飽和脂肪酸の3つです。
バターやチーズ、赤身の肉、ベーコンやハムなど、動物性の脂に多く含まれる飽和脂肪酸は、
体内で悪玉のLDLコレステロールを増やす作用があり有害です。
そこで、白米や小麦粉を使った白いパン、うどんといった精製された炭水化物、牛肉や豚肉、バターを使っていた従来の食事をやめて、
玄米や全粒粉を使ったパン、蕎麦、魚、野菜、果物、オリーブオイル、ナッツなどを中心に置き換えると健康に良い食事に生まれかわります。
このような食事をすることで、脳卒中、心筋梗塞、がんなどの病気を減らし、健康を維持したまま長生きする確率を上げることができると考えられています。
全粒穀物とは、全粒小麦、玄米、雑穀など、未精製の穀物のことで、穀物の精製の過程で失われる食物繊維、
ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。
これらの食品に含まれる植物性タンパク質には、
コレステロールの吸収を抑える働きがあります。
不飽和脂肪酸も豊富に含まれます。
魚類には質の良い動物性タンパク質と、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。
魚類からはタンパク質と脂質をバランス
良く摂ることができます。
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、カルシウムを多く含まれる。ただし、取り過ぎは飽和脂肪酸の過剰になるので、低脂肪や無脂肪を選ぶと効果的です。オリーブオイルも摂りすぎない程度で健康に役立ちます。
野菜や果物:さまざまなビタミン、ミネラルや食物繊維が含まれており、高血圧、心臓病や脳卒中などのリスクを下げる食品です。
白米、白パン、小麦粉などの精製された炭水化物は
血糖値を急激に増加させるので、
過剰な摂取には注意が必要です。
2016年の世界保健機関による調査では、飽和脂肪酸の多量摂取は心血管疾患のリスク上昇と関係があるため懸念があり、赤身肉や加工肉は飽和脂肪酸を多く含むので、心血管疾患のリスクに関係します。
この飽和脂肪酸を多価不飽和脂肪酸に置き換えることで血中脂質の状態を改善することが確認されます。
飽和脂肪酸から摂取するカロリーは総カロリー摂取量の10%以下に抑えることが推奨されています。
『赤身肉+アルコール』は大腸がんのリスクを増やす恐れがあるので。
肉とワインなどは食べ過ぎないほうが無難です。
食塩の摂取は、1日6g未満が推奨されている。
塩分控えめのだしと食材のうまみを活用する日本食は健康食と評価されている。
欧米食ではハーブ、スパイスに置き換えることで
使用を減らすことができる。
胃腸をよくする要素には
①体を温める
②栄養価が高い
③適度な繊維分を含む
④消化を助ける
④発酵食品などがあり
例えば、雑炊 スープ コンソメスープ 野菜スープ などが上げられます。 酵素をたくさん含む食品には、
味噌・納豆・漬物・ヨーグルト・チーズなどの発酵食品があります。
パイナップル、パパイア、キウィ、いちご、
バナナ、大根おろし、キャベツ、やまいも、お刺身
などは消化酵素が豊富な食品です。
味噌やしょう油、チーズ、ヨーグルト、ワインなどの発酵商品は、
微生物(酵母菌や( 乳酸菌など)の働きによって食品が予め分解されているので、
体内の消化酵素の負担が軽減します。
また、微生物は身体に有用な酵素も作り出してくれています。
味噌汁は火をとめてから味噌を入れるなど、
できるだけ生に近い状態で食べる工夫をしてみましょう。
美容と健康に良い代表的な補酵素類は、ビタミンやミネラルなどですが、
特にビタミンB群は身体のあらゆる酵素の働きに関与してると言われています。
不足すると、肥満・疲労・老化の加速、さらにはがんや糖尿病といった生活習慣病など、
重大な病気を招く原因になることもあります。
ビタミンB群は、レバー・卵・納豆・牛乳・ほうれん草・お刺身などに豊富に含まれています。
水溶性のビタミンであるため水に溶けやすいので、軽く洗ってすばやく調理すると良いでしょう。
また、ビタミン類は熱にも弱いので、火の通し過ぎには注意しましょう。
私の勧める栄養要素は、
①酵素
②ビタミン
③ムチン
④繊維分
⑤ビフィズス菌の5要素です。
そこでこれらの要素を組み合わせたお勧めのレシピBEST5をご紹介いたします。
消化酵素の豊富な『フルーツ』を入れたヨーグルトサラダ パイナップル、パパイア、キウィ、いちご、バナナ、などのフルーツには豊富にビタミンと消化酵素が含まれ、
ヨーグルト(ビフィズス菌入り)の整腸作用と合体すると最強の 美肌+健康に良い食品になります。
お好みのナッツを砕いてトッピングすると一層効果的です。
ナッツ・大豆などの豆類に含まれる植物性タンパク質には、
コレステロールの吸収を抑える働きがあり、不飽和脂肪酸も豊富に含まれます。
ビタミンBが豊富な卵入りの雑穀雑炊と『お刺身』 卵以外にも玄米、新鮮なお刺身はビタミンBを多く含みます。
精製された炭水化物:白米、白パン、小麦粉などの精製された
炭水化物は血糖値を急激に増加させるのに対して、雑穀類は食物繊維が豊富で、
穀物の精製の過程で失われるビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。
ムチンと酵素が豊富な『山芋』と『納豆』を使ったマグロの山掛け 胃液の主成分でもあるネバネバの成分の『ムチン』は保水力に優れており、美しいお肌の維持、また細胞を活性化し、老化予防に役立ちます。ネバネバの成分となっているムチン自体には次のような美容と健康に良い効果があります。
【ウイルスから体を守ってくれる】 ムチンにはウイルスから体を守ってくれる働きがあります。そのため、インフルエンザや風邪の予防につながります。また、ムチンはウイルスが侵入しやすい口や鼻などの粘膜に含まれているため、これらの粘膜の働きを強めることで免疫力の向上にもつながります。
【胃を守ってくれる】 ムチンは胃腸の粘液にも含まれています。そのため胃の粘膜を保護して胃腸の働きを高める効果があるため、胃炎や胃潰瘍などを予防します。
【ドライアイを予防してくれる】 ムチンは涙にも含まれています。保水する働きと乾きを防ぐ働きがあるためドライアイの予防につながります。
【生活習慣病予防や便秘解消】 ムチンは糖の吸収をゆるやかにする働きがあります。そのため血糖値の上昇をゆるやかにするので生活習慣病である糖尿病の予防につながります。
また、ムチンは食物繊維のひとつであり、便秘解消にも役立ちます。
【疲労回復効果】 ムチンには、たんぱく質を分解する酵素が含まれており、食べ物から摂取したたんぱく質を吸収されやすくする働きがあります。
これにより、たんぱく質をエネルギー源として効率良く利用することができるため、疲労を回復させる効果が期待できます。
季節の野菜はビタミンの宝庫です。野菜に含まれる食物繊維は便秘予防の効果に加えて、水溶性食物繊維は、胃の中に長くとどまるので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。
糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
食物繊維には、腸内の悪玉菌を減少させたり、有害物質を減らす働きもあります。
健康な成人男女8名(男6名、女2名)を対象に高コレステロール食と
ポリデキストロースを1日に15g摂取してもらったところ、
糞便中の腐敗産物(インドール・パラクレゾール)の減少が観察されました。
(大塚製薬:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/fiber/for-body/relation/)
食物繊維は腸内の有害物質を減らすとともに、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを改善するのです。
季節の野菜に豆類を加えるとより効果的です。
消化を助けるたっぷりの『大根おろし』と焼き魚 大根おろしにはでんぷんを分解する「アミラーゼ」たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」、
脂肪を分解する「リパーゼ」等、非常に多くの酵素を含む食物です。
食物はすりおろしてから食べる方が摂取できる酵素の量が2~3倍になります。
すりおろす事により大根の細胞膜が壊れ、その中に閉じ込められている酵素が外に出てくるのでそのままの形で食べるよりも非常に多くの酵素を取り入れる事ができるのです。
魚には質の良い動物性タンパク質と、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸が多く含まれます。
魚からはタンパク質と脂質をバランス良く摂ることができ、
たっぷりの大根おろしと一緒に食べると効果が倍増します。
いろいろな食品の中で、特に毎日食べたほうが良い食べ物は、私の研究によれば『ブレーベ菌ヨーグルト』にたどり着きます。
私は『ベストトリム乳酸菌』の開発以来、『ベストトリム自家製ヨーグルト』
ヨーグルトパックが流行っていますね。噂によるとハリウッドのセレブ女優たちも愛用しているとのこと。
そこで皮膚科医おすすめの美肌乳酸菌ベストトリムを使った、自家製ヨーグルト乳液の作り方をご紹介いたします。
(1)準備するもの
ベストトリム乳酸菌、牛乳1リットル、市販のヨーグルト1パック、
牛乳パック用のヨーグルトメーカー。
清潔なスプーン、牛乳を移す200ml程度の容器、オリゴ糖シロップも用意してください。
(2)牛乳を温めます
まず最初に牛乳1リットルを、電子レンジで予熱します。我が家のレンジ(700W) ですと、
四面から40秒ずつ温めると適温になりました。
電子レンジによって加熱時間が異なりますから、上手に工夫して温めてくださいね。
(3)市販のヨーグルトにベストトリム乳酸菌を混ぜます
牛乳を温めている間に、市販のヨーグルト1パックにベストトリム乳酸菌1包を
混ぜてヨーグルト種を作ります。熱湯消毒した清潔なスプーンを使って下さいね。
我が家では市販のヨーグルトのダノンとLGGヨーグルトを毎回交代で使っています。
なかなか美味しくできますよ。
(4)温めた牛乳を200mlぐらい別の容器に移します。
牛乳パック内で発酵させるので、ヨーグルト種などを入れるためのスペースを作ります。
200ml程度を別の容器に移してください。移した牛乳はそのまま飲んでも良いし、
ミルクティーかミルクコーヒーに使っても便利です。
(5)ヨーグルト種を加えます。
電子レンジで予熱して(2)、
内容量を減らした牛乳(4)に、
ベストトリム乳酸菌を混ぜておいたヨーグルト種(3)を加えます。
このときに雑菌が入らないように注意してくださいね。
(6)オリゴ糖シロップを適量入れます。
さらに乳酸菌発酵を活発にして、ヨーグルトの味を良くするために
市販のオリゴ糖シロップを適量(軽く2回押す程度)入れます。
(7)前回作ったヨーグルトの種も入れます。
前回作ったヨーグルトが上手くできていたときは、
そのヨーグルトも一緒に混ぜると強い美肌乳酸菌が引き継がれていきます。
(8)牛乳パックのふたを閉めて十分に攪拌します。
牛乳パックのふたを閉めて、上下左右、逆さまにしたりして、十分に攪拌してください。
混ざり方が少ないと不均一なザラザラした食感の不味いヨーグルトになります。
(9)ヨーグルトメーカーに入れて発酵させます。
牛乳パックごと発酵できるヨーグルトメーカーが便利です。
だいたい9時間程度発酵させると美味しい美肌ヨーグルトが出来上がります。
(10)余った牛乳でミルクティー(チャイ)を作りました。
(11)出来上がった美肌ヨーグルトは冷蔵庫で保存します。
(12)美肌ヨーグルトは超濃厚タイプです。
約10年間ほぼ毎日、スムージーに入れて飲んでいます。
自家製ヨーグルトの作り方と、スムージーのレシピアンドは『アレルギーは腸から治す』の書籍の中で詳しく説明されていますので、
一度お読み頂けると良いかと思います。